ヒョウタン美術館

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Author:港千尋

Hardcover:256 pages
Size:11.2 × 15.0 × 2.0 cm
Language:Japanese
Publisher:牛若丸出版
issue:2014

Condition:新書

時間を超え、国境を越え、ここかと思えばあちらへとその姿を現すヒョウタン。
多産の象徴、宇宙のミニチュア。なめらかな曲線を描く外観は水をはじき、閉じた世界をひっそりと守っています。
そして、なんとアフリカ原産のヒョウタンが、縄文時代の日本に存在していたとも言われています。

酒瓶、お椀、シャモジ、楽器やその共鳴器、お守り、浮きなど、ちょっと手を加えるだけで姿を変え、さまざまな用途にヒョウタンは使われてきました。
世界の神話、音楽、絵画、詩、陶芸などにも現れる不思議な存在でもあります。
食べられないのに世界のほとんどの国で自生・栽培されている、とぼけたようで愛らしい姿のヒョウタンを、民俗学、考古学、人類学的見地から港さんがエレガントに語っています。

造本は、壺(ヒョウタン)のなかに宇宙があるという中国の故事をもとに、本を開くと水(酒)のなかにテキスト(宇宙)が浮かんでいるという発想を形にしようとしました。
具体的には、窓あき封筒の窓の部分を透明にする印刷方法(ワックスプラス)を本文に施しています。
それによってテキスト・図版以外の部分が劇的に透けていて、どなたも驚かれることでしょう。
なお、カバーと表紙は?引き加工をして透けさせました。
効果的に透けさせるために用紙が限定されるため、今回は片艶クラフト紙1種類のみ使いました。

(出版社サイトより引用)

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