KOSUKE OGURA EXHIBITION [ NOISE ]

表現媒体の主流が紙といった実物の媒体から、デジタルの媒体へと急速に移行してきた過程の中で、触覚的な要素は消えてしまったといえる。

情報の伝達を最適化する上で、触覚的な要素は不必要な要素として取り除かれる。

noiseとは、処理対象となる情報以外の余分な触覚的要素のことを指す。

本展では、この失われた触覚に訴えるような質感を、noiseのように紙を用いて表現し、その存在を再認識するインスタレーションを行う。

これは紙媒体の賛美でもデジタル媒体への否定でもない。

室内に構成されたnoiseは、淡々とその存在を語りかける。

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