The Paperback Art 出展紹介 [6]

うらたさおり

うらたさおり
うらたさおり

画家・製本作家

宮沢賢治さんの『注文の多い料理店』と『銀河鉄道の夜』を上製本に仕立て直しました。
本を堅い表紙で包む上製本は、手に取って読むには1番良い製本方法だと改めて感じながら制作できました

■ 『注文の多い料理店』
小口染めで色を暗くし、物語の不穏さを表現しています。

■ 『銀河鉄道の夜』
紙を青で染めています。
溝に見え隠れする寒冷紗は鉄道の線路に見えなくもない、そんな作品です。

→ うらたさおり

にへいますみ

にへいますみ
にへいますみ

仕事の傍ら、創作絵本を作ったり、絵本のワークショップや絵本作りのサポートをしています。
絵本のストーリーを考えたり、誰かのストーリーに触れたりすることともつながっていると思うのですが、日常の中で、ちょっとした面白い物事や、心が動いたり風通しが良くなる瞬間が好きで大切です。

■ 『仙境異聞・勝五郎再生記聞』
■ 『池袋モンパルナス』

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扉や 西イズミ

扉や 西イズミ
扉や 西イズミ

豆本やオリジナル手ぬぐい、猫の雑貨を作っています。

■ 『高瀬舟』
今年の誕生日。
私は「森鴎外記念館で飲んだおいしいビール」を家族に頼み、届いたそれはやはりとても美味で「よし『高瀬舟』を装丁だ!」と決めました。
偶然にも同月、鴎外没後100年。
『高瀬舟』は2022年とも完全に繋がっている作品で、わかりやすくも深読みすればキリがなく、水面に浮かんでいるような気持ちになる短編です。

→ 扉や 西イズミ

小室杏子

小室杏子
小室杏子

装丁・グラフィックデザイナー

■ 『トーマの心臓』萩尾望都
子供の頃より敬愛して止まない萩尾望都先生のドイツのギムナジウムを舞台にした「トーマの心臓」を刺繍のドイツ装で仕上げてみました。

→ 小室杏子

もののね社 篠原章太朗

もののね社 篠原章太朗
もののね社 篠原章太朗

手作業の文化を残す出版社であるもののね社の製本作家。
SS-BOOKBINDINGの屋号でも活動している。
作品の内容を幾何学的に抽象化して装幀することを得意とする。

■ 飼ったと思った女の犬に成る
『暗室』吉行淳之介のリメイク作品

→ もののね社 篠原章太朗

MOTOYA

MOTOYA
MOTOYA

MOTOYAに居る人です。

■ 木の本
「木」にまつわる本を集めて「木林(きりん)文庫」という予約制の図書室を開いている出版社・エクリさんが発行された『木林文庫』を使用して、「木」をテーマに作りました。
折丁に仕立て直した本文と板で製作した表紙を、キャタピラーステッチとコプトステッチで綴じました。

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→ The Paperback Art 詳細