Book+ 出展紹介 [ 1 ]
赤井都
ミニチュアブックソサエティの国際的な豆本コンクールで5回の受賞。
■ どこかへ Mix of Bindings
赤井都の一行詩「風が私の名を呼んで旅へ誘う朝」など全10句の活版印刷と、明治期の参考図書の木版挿画印刷とを組み合わせて本にしました。
一つに綴じられた本の中に、巻物、折本、平綴じ、中綴じという全ての製本スタイルを入れました。
■ Time of Day 一刻
オリジナルの詩の言葉の活字を組み、英語と日本語で中性紙にグラデーションカラー印刷しました。
3層のカルーセルブックであり、かつ各ページにヴィクトリアンスタイルのスリットがついて絵を変えられます。
おがわらあや
絵とアニメーションと手製本作品の作家です。
■ in coffee time
わたしが本作りの楽しみに気付き、本を作りたくて描いた初期の頃の漫画の短編集です。
短いストーリーが3編、コーヒーのある空間で流れていきます。
短編漫画の各タイトルはこちら。
『印刷とか』
『そういうはじまり』
『みちる』
それぞれにコーヒーのあるところで生まれる人間模様をとても楽しく描けました。
コーヒーを通した3つのストーリーを、お好きなお飲み物と共に、楽しんでいただけたら嬉しいです。
オカダキサラ
写真家
■ トーキョーテンペンチーズ!
日常のなかの、ちょっとした非日常を見つけることを楽しんでいた私にとって、新型コロナウイルスの感染拡大は、かなりの衝撃でした。
「ちょっとした」どころか、生活様式そのものを一変するようなできごとです。
ところが東京を行き交う人々は、最初こそは非日常をうとんでいましたが、時間とともに日常として受け入れていっているようでした。
猛スピードで変わり続けることを義務付けられたこの都市は、コロナウイルスの順応も早かったように思います。
「当たり前」が変われば、「当たり前じゃないこと」も変わっていく。
写された風景に、私はいつも学ばされます。
マツオマミ
兵庫県出身在住。
mamiché (マツオマミ・アート・マルシェ)をテーマに主に絵や立体を制作し、国内外で発表しています
■ mamiché cut out art
今回のテーマは「cut out art」アートを切り取る。
野菜や果物は切れるのに絵のmamichéは切り取れない。
その様な想いから今回の本が出来ました。野菜や果物の周りを自分で切り取る楽しさ。
全部切り取ると土の中から野菜や果物がひょっこり現れた様な姿も可愛いので是非体験してほしい1冊です。
takagikayo
素材の質感、色、重み、温度。
心にとまった紙を触り、束ねながら、絵を描くように、本を作っています。
■ サラダの謎
中谷宇吉郎 著『サラダの謎』をモチーフに。
野菜に触れて洗い、ちぎったり水で冷やしたり。
味付けをして、真っ白なお皿に盛り付けるイメージをしながら制作しました。
■ 里の春、山の春
新実南吉 著『里の春、山の春』をモチーフに。
一日一日紙を重ねていくように温かさが積もり、静かに訪れる春。
その春をゆったりと見守るようなイメージで制作しました。
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