Book Lovers 出展紹介 [ 04 ]
糸桜ゆかり


■私だけの色
なぜか選んでしまう色がある。
纏う色、眺める色、好きな色は変化していくけれど、瞳にとまり、描く時に選ぶ色はあまり変わらない。
幼い頃から触れていた色、眺めた色の記憶が、自分だけの色になっていくのではないかと思う。
アクリル絵の具で制作
大田治子


会社員(印刷物・web関連)
たまに手製本をやっています。
■ダダイスト新吉の詩
ダダイストが好んだ表現方法、フォトモンタージュで作成しました。
ダダの「理性を排除する」というスタイルにあやかって、高橋新吉本人+この詩集のページをランダムに開いて目に入った単語の写真でコラージュを構成しています。
この「ダダイスト新吉の詩」は、どこまでが作者の意思で書かれたのか分からず不安定さを覚える内容ですが、そんな詩人の心の中を覗いてみたいと思い、二枚重ねの表紙で意識の内と外をイメージしました。
→ 大田治子
オノアキ


■人物標本_生命の樹 6/11の相
自伝(autobiography)は、ギリシア語で「自分の生命を書き記す」という言葉に由来するとされています。
当時の人々にとって自叙伝とは、その人物のアナログコピーあるいは、故人の標本といった性質もあったのではないでしょうか。
今回は「生命を書き記す」媒体を「生命」の象徴として描かれてきたモチーフで装丁し、記された人物が想像できるような標本に仕立てました。
のぐちみね


本を読むのと同じくらい手仕事と野良仕事が好き。
■ぎんいろの月
ぎんいろの月に住む女の子の物語。
ペガスス座のペガサス乗せに乗って、旅人の流れ星を探す旅に出ます。
月や星座など刺繍を施したものを挿絵に、紙は一枚一枚蝋引きしています。
背の一部分に糊を使いましたが、糸や糊を使わずに綴じる「くちばし製本」という方法で綴じています。
イトゥ


「小さいからこそできること」をテーマに、手製本でオリジナルの豆本を作っています。
手で一冊一冊作るからこそできる、本の世界とひとつになった造本を目指しています。
■鳥ヶ丘団地の秘密
豆本の中にギュッとつまった、少し不思議なお話をお楽しみください。
→ イトゥ
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