The Paperback Art 出展紹介 [2]
mari
手製本に魅せられて、本や本のようなものを作っています。
最近は、活版印刷に夢中です。
■ 吉本ばなな『キッチン』
作中に出てくる果物にちなみ、ネパールのバナナペーパーとパイナップルの仲間を原料とした手漉き紙を使用しました。
タイトルを活版印刷にしたので、シンプルに仕立てています。
→ mari
渡辺 恵
光、風、植物や記憶の中の風景をモチーフに、銅版画を主に制作しています。
■ 面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ
雑草に興味があり、よく絵のモチーフに使います。
多摩川を散策して見つけたシロツメグサなどを使って、サイアノタイプ(日光写真)で栞を作りました。
青色繋がりで見つけた包装紙を表紙に使ってます。
色から選んだ海の生き物の柄物ですが形が雑草にも似ている気がします。
■ 村上ラヂオ
大橋歩さんのアルネという雑誌が大好きでした。
大橋さんの好きで溢れていて、とても刺激をもらいました。
その雑誌から気に入った形を抜き取って栞にしました。柔らかい可愛い色合いの紙を選んで作ってます。
→ 渡辺 恵
・mame 柴田尚美
手製本といろいろ。
■ 女二人のニューギニア/有吉佐和子
1969年発行の少し昭和レトロな感じをシンプルな見返し背固めで表紙を付けてみました。
さらさちさ
描いたり、書いたりしています。
■ 檸檬
梶井基次郎『檸檬』(角川文庫)を改装しました。
静かに内面をみつめ、潜り込んでいくような作品たちが収録されています。
暗く透明感のある描写が伝わるよう、絵を描き、紙を選びました。
みじかい話が多いので少しの時間でさらりと読めるよう、文庫本の捲りやすさをそのままに、軽やかな本にしました。
→ さらさちさ
利根川風太
小説家・製本家・音楽家。
オンラインショップ紙とゆびさきにて書籍や紙雑貨を販売。
■ ブラフマンの埋葬
これまで何度も何度も読み返した愛読書を、上製本に改装しました。
埋葬されたブラフマンの墓碑と、それを囲う植物のイメージで装丁をしました。
→ 利根川風太
■ □ ■