Book Lovers 出展紹介 [ 06 ]
関根 レナ
モデル業や執筆を通して、日々変わりゆく感覚を忘れまいと作品を作っています。
硝子、古道具、歴史学など、興味のあることはとりあえず書籍を通してつながる性質です。
■ 断片
ヒト族と近しい種族であるミズビト族をより科学的に論じたホーキンソン博士の傑作です。
適応と変化をくりかえし、人間社会の中に溶け込む不思議ないきものの姿がうつしだされています。
今回私が発見した版は頁にぬけが多く、傷みも激しいですが、近いうちに同じ出版社から完全版が刊行されるようです。
これらの画像が楽しく、示唆に富むものであることを感じていただければと思います。
熊谷哲也
60年〜:名古屋出身
石川三友氏より造本を師事
89年〜:代ゼミ造形学校/私大デザイン工芸科、TCA講師、デザイン教育、グラフィックデザイン、製本、モビール、シルクスクリーン版画制作など。
■ 超自由帳/空帖(ソラチョウ)
空のように自由に描ける超自由帖です。
本文には罫線などの印刷はしていません。
表紙と背表紙は全て布で仕上げています。
背固めの後、厚紙を使わず雁皮紙で包み背布を貼っているので、柔軟でありながら強度があり270°まで軽く開きます。
コディック装の背に意匠を凝らした仕様です。
本文用紙には新鳥の子と竹はだGA70kgを使い、様々な筆記具でも書き心地の良い品格のある紙を選んでいます。
yukirico
海が近く、山や畑にも囲まれた緑深い地で、日々の空想をのんびり切り絵にしています。
植物の美しさに惹かれていて、特に葉っぱや野菜が切り絵に登場することが多いです。
■ 空に住む植物園
蛇腹形式で製本し、ページをめくったり、広げてみたり、立てかけてみたり、屏風のようにしてみたり、裏側からのぞいてみたり…
いろいろな形で楽しめるように制作しました。
いつもの日課で空を散歩していると、見慣れない植物園を見つけた。
こんなところに植物園があったかな…?
入ってみようか
そんなちょっと不思議なお話です。
ながえ ありさ
1994:徳島県出身
■ 寄生虫症
組継ぎ本で製本したオリジナル絵本です。
昔は今よりもっと身近な存在だった寄生虫。このお話では架空のものですが、形や宿主の違う沢山の種類が今でも私たちの近くで生きています。
何処に潜んでいるかそわそわして興味を持って貰えれば嬉しいです。
これらの画像が楽しく、示唆に富むものであることを感じていただければと思います。
渡辺 恵
武蔵野美術大学短期大学部専攻科美術専攻修了
2021年:
萱アートコンペ、版画協会展入選
かわさき美術展 審査員特別賞受賞
身の回りにある美しい風景、光、記憶をテーマに作品を制作。
■ portfolio ’22
雁皮刷り銅版画作品3点を本にまとめました。
記憶の中の風景から、風の吹き抜ける音や感触、草花のざわめき、光の美しさ、エッチングの線のリズムを感じていただけると嬉しいです。
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