The Paperback Art 出展紹介 [2]

最寄り

最寄り
最寄り

街中や人と共にいながらも感じる孤独や、存在の過剰さに押し流されるようなものたちに興味があります。

■ 郷愁 – ペーター・カーメンチント
普段は油彩や鉛筆で平面作品を作っていますが、今回は刺繍でヘッセ/高橋健二訳『郷愁 – ペーター・カーメンチント』をイメージしたブックカバーを制作しました。
故郷や人との関わりに伴う重さと同時に、そこに宿る懐かしさや切なさを込めました。

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森本歩子

森本歩子
森本歩子

Le Bois de Livre の屋号で、物語や文章を紡ぎ
手のひらにおさまる小さな本(豆本)を作っています。

■ ランボー詩集
ずっと本棚の奥に置かれていた一冊。
あらためて読み返してみると多彩で繊細、奥深さ、さまざまなことが積み重なっているようや印象を受けました。
淡く彩色した紙をたて糸・よこ糸にみたて、織物のように組み合わせて、さまざまな想いの交差や重なりを表紙しました。表表紙には日本語、裏表紙にはフランス語で詩のタイトルを並べています。

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mari

mari
mari

手製本に魅せられて、本や本のようなものを作っています。

■ 桜の森の満開の下
偶然手にした古布から、坂口安吾の『桜の森の満開の下』のイメージが湧きました。
夜桜のような柄は、正絹に染めが施されたものです。
見返しには、桜染めの吉野和紙を使いました。
表紙タイトルは、桜の木にレーザー彫刻しています。
箱の表紙には、薄い杉の木を貼った紙を使用しました。
新しい素材と出会い、形にすることを楽しんでいます。

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きり

きり
きり

紙と霧が好きな書店員。

■ 月魚
老舗の古書店「無窮堂」の三代目真志喜と同じく古書を扱うことを生業とする瀬名垣。
古書をめぐり紡がれる彼らの関係を描いた物語。
何度読んだかわからないほど好きな小説。
彼らの繊細で柔い繋がりと古書への想いを、線で、彩で、そして紙で表現。
静寂に包まれる心地を届けられますように。

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